独立行政法人国立病院機構 刀根山病院

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病院概要

院長挨拶

院長

当院は1917年に本邦初の公立結核療養所として開設され、昭和40年代には1000床以上の病床を有する全国有数の結核療養施設でしたが、時代の変化とともに病院は呼吸器疾患全般、神経筋疾患、筋ジストロフィー、慢性関節リウマチ、脊椎・関節疾患の専門施設へと変貌してきました。

呼吸器の診療では、呼吸器内科、呼吸器腫瘍内科、呼吸器外科の3つの診療科が肺癌、間質性肺炎、肺気腫、喘息、気胸、非結核性抗酸菌症、肺真菌症などを幅広く診療しております。

特に肺癌の治療では、免疫療法薬をはじめ新薬の開発が急速に進んでいます。当院には肺癌診療の専門医や認定看護師が多数在籍しております。そこで、肺癌の治療を受ける患者さんたちが、最先端の治療を迅速かつ安全に受けて頂けるよう、新たに肺がんセンターを設置しました。安心して最善の肺癌治療を受けて頂けると信じています。

脳神経内科はパーキンソン病、筋ジストロフィー、重症筋無力症、ALSなどの難病を中心に診療しております。脳神経内科領域でも薬物治療の進歩が顕著で、新薬の診療試験に取り組むとともに、ロボットスーツHALによる歩行リハビリなどの先進的な診療法を行っています。

3年前から免疫アレルギー内科医が在籍することになり、呼吸器疾患・脳神経疾患と関連する膠原病に対する診療も一層充実してきました。

整形外科は、脊椎疾患、関節疾患の手術を専門とし、内視鏡による手術を進めています。慢性関節リウマチの診療でも薬物治療の進歩は顕著で、整形外科と免疫内科医がリウマチ診療にあたっています。

また漢方専門医による漢方内科外来も開設しており、西洋医学では対応が難しい症状への治療を行っています。

現在、日本全国が新型コロナウィルス感染の第8波に襲われており、呼吸器専門施設として当院も全力で診療しております。With コロナ、 Post コロナに対応しながら、地域医療への貢献と先進医療の実践に尽力していくつもりです。

引き続き当院へのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

院長 奥村明之進

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