小児神経内科

小児神経内科では、小児神経認定医・専門医が、小児期発症神経筋疾患、神経変性疾患、代謝性疾患の患者さんを診察しています。
当科では、乳幼児から成人期の患者まで全年齢層の患者さんに対応し、診断から治療までトータルマネージメントを行います。小児期から成人期に至る全年齢層の患者さんを継続的に診察し、呼吸や循環の状態を中心に全身状態の定期的評価、リハビリテーション介入を行っているのは、一般の小児神経内科にはない当科の大きな特徴です。近隣の大学病院、総合病院などの小児科とも密な連携をとり、診療に当たっています。
当施設は、筋ジストロフィーの専門医療機関として全国でもリーダー的存在として知られており、筋ジストロフィーや脊髄性筋萎縮症などの小児期発症神経筋疾患の診療に力を入れています。また、当施設は、筋ジストロフィーや脊髄性筋萎縮症などの研究班の分担研究施設をつとめており、疾患病態解明や介入研究などの多くの臨床研究を積極的に行っています。新規治療薬の投与経験、医療機器の医師主導治験や企業治験の実績も豊富です（筋ジストロフィー外来のページも参照ください）。
遺伝子検査を希望される患者さんとご家族には、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを行い、遺伝子検査施行施設に依頼の上、遺伝子検査を行っています。
毎月第4金曜午後の、おもに脊髄性筋萎縮症患者さんを対象とした外来では、神戸学院大学教授の西尾久英医師が、毎月第1、3木曜午後の筋ジストロフィー外来では、前滋賀県立小児保健医療センター病院長の藤井達哉医師が診療にあたっています。お二人とも小児科専門医、小児神経専門医です。小児の脊髄性筋萎縮症や筋ジストロフィー、ミトコンドリア病などが疑われる患者さんがおられましたら、是非とも紹介ください。

スタッフ紹介