呼吸器疾患のリハビリ
呼吸器疾患のリハビリ
理学療法
起き上がり、歩く、階段を上り下りする際の呼吸の仕方や動作スピードの調節を行い息切れの改善を図ります。
息切れがある患者さんは、息切れのため動くことを避けるようになり、結果として足の筋力が低下します。それが更に息切れを引き起こす悪循環を生じさせます。息切れなどが生じている呼吸器疾患の患者さんに対して歩く練習や筋力トレーニング・持久力トレーニングを行います。
作業療法
更衣動作などの身の回りの動作や家事、仕事、趣味活動などの動作を少しでも安全、安楽に日常生活をおくれるようにすることが目的です。
そのために、実際の動作で確認した上で、血中の酸素の状況や脈拍、呼吸困難感等の呼吸の状態と照らし合わせて、身体の負担を軽減できるような動作方法の検討や紹介、また福祉用具の提案や環境調整を行っています。
言語聴覚療法
呼吸と嚥下(飲み込み)は密接に関係しており、呼吸器疾患のある方は、嚥下するタイミングがずれて誤嚥してしまうことがあります。誤嚥物をはき出す力(むせ・咳)が弱い方、免疫力が低下している方、喉の感覚が低下し食べ物が残ってしまう方は、誤嚥性肺炎につながってしまうことが少なくありません。
ビデオ嚥下造影検査(左図)などで摂食・嚥下機能を評価し、状態に合わせた指導、訓練を行っています。