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放射線科 - 新しいガンマカメラ装置のご案内
新しいガンマカメラ装置のご案内 -GE Healthcare Discovery NM630-
新しい装置は高感度の検出器を備え分解能補正による短時間収集にも対応している。核医学部門専用PACSを導入し、他の画像診断モダリティとの連携も強化されました。
核医学解析装置は、Xeleris4.0が導入され、一般的な臨床アプリケーションに加えDaTQUANT・Q-Lung等の最新の解析プログラムが利用可能となり、臨床に有用なデータの提供が可能となりました。
また、電子カルテおよび核医学解析装置と画像ワークステーション(VINCENT)を同時に操作可能な環境を整え、核医学が得意とする機能画像と他のモダリティから提供される形態画像を組み合わせ高度なデータの提供が可能となりました。
肺切除術 術前肺機能評価
肺がんと診断された時の治療法として、腫瘍が広がりを抑えるために肺葉切除、全肺切除などがあります。肺がんの組織を取り除くことはすなわち、FEV1(換気機能を表す指標)の低下も伴います。現在の検査は、Planar血流検査を行い、画像を6領域に分割している (right/left and upper/mid/lower)が、肺の解剖学的情報とは合っておらず、またFEV1評価の精度も低いと考えられます。そのため新しい解析方法(Q-Lung・肺切除解析)では、
・手動また半自動にて肺の区域分けをし、換気/血流の区域ごとの評価が可能
・区域ごとのボリュームやUptakeを算出
これらの手法により精度の高い情報を外科医に提供しています。