看護部のご案内
緩和ケアとは、重い病を抱える患者様やご家族の、からだや心のつらさをやわらげて、生活をより良く支えていくケアであり、緩和ケアチームはそのための専門チームです。
がん診療の経験豊富な呼吸器腫瘍内科医師、痛み治療のエキスパートである麻酔科医師や漢方・ペインクリニック内科医師、緩和ケアおよびがん性疼痛看護認定看護師、抗がん剤や鎮痛薬に詳しい薬剤師、栄養面をサポートする管理栄養士、患者様の心を支える心理療法士、経済・心理・社会的問題の調整を援助する社会福祉士などが一丸となって、患者様の不快な症状を少しでも減らし、不安を和らげるお手伝いをさせて頂きます。
当院肺がんセンターでは、肺がんと診断されたその時(場合によっては診断前)から、治療中、そして人生の最終段階まで、チームでのトータルなケアを行っています。またがん以外の疾患による痛み、その他呼吸器症状で困っている患者様や、神経筋難病患者様の諸症状についても、主治医や病棟・外来看護師と連携し、サポートします。
緩和ケアチームメンバー(2022年11月現在)
- 医師
呼吸器腫瘍内科医師 1名
麻酔科医師 3名(非常勤 1名含む)
漢方・ペインクリニック内科医師 1名 - 看護師
がん性疼痛看護認定看護師 1名
緩和ケア認定看護師 3名 - 薬剤師 1名
- 管理栄養士 1名
- 心理療法士(臨床心理士・公認心理師) 1名
- 社会福祉士 1名
入院中は定期回診の他、病状の変化に迅速に対応しています。また外来通院中の患者様に関しては、必要に応じて看護専門外来(緩和ケア看護外来)を実施しております。
病状経過により経済面・仕事・介護・療養場所など生活における困りごとが出てきた場合、お手伝いさせていただきます。がん相談支援センターと協働して対応いたします。
年間チーム依頼件数(延べ人数)
がん患者様 | がん以外の患者様 | |
2021年 | 101人 | 28人 |
2020年 | 201人 | 34人 |
2019年 | 173人 | 45人 |
情報収集や交流の場として、院内の患者サロンでは、サロンdeたぬき(がんサロン)や肺がん講座などの各種催しを行っています。
その他にも、院内外の医療従事者向けの講演会・研修会を開催しています。
地域の緩和ケア向上を目指す取組みにも参加しており、豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会の一員として、地域の関係機関との連携強化を図っています。
患者様・ご家族様等、一般の方向けの緩和ケアやがんについての情報
- 独立行政法人国立がん研究センター がん情報サービス:http://ganjoho.jp/public/index.html
- 日本肺癌学会:https://www.haigan.gr.jp
- 緩和ケア普及活動 緩和ケア.net:http://www.kanwacare.net
- ホスピス財団 : http://www.hospat.org/
- 豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会 がん医療情報(患者サロン・緩和ケアのご案内):https://www.city.toyonaka.osaka.jp/hp/shokai/gan/gannet/info.html