「世界骨粗鬆症デーIN大阪とねやま」を開催しました。
毎年10月20日は世界骨粗鬆症デー(WOD)です。WODは1998年に国際骨粗鬆症財団(IOF)と世界保健機構(WHO)により、骨粗鬆症と骨代謝障害の啓発を目的として制定され、『世界中から骨粗鬆症による骨折をなくす』を目標に、世界規模でキャンペーンが展開されています。 当院では、骨粗鬆症チーム(整形外科医師、骨粗鬆症マネージャー、外来看護師、リハビリテーション科、放射線科、栄養管理室、薬剤部)があり、入院中、外来患者さんに骨粗粗鬆症の予防のための活動や生活指導などを行っています。
今回は、看護部の転倒転落事故防止対策チームと合同で、10月13日金曜日に骨の健康について考えるイベントとして初めて「世界骨粗鬆症デーIN大阪とねやま」を開催しました。患者サロンでポスターやリーフレットの展示、骨折リスク判定、握力測定、骨密度測定、立ち上がりテスト、健康相談、医師による講演、リハビリによる転倒防止体操、栄養のお話などを企画しました。
先立つ9月30日、10月1日に開催された豊中市の服部天神宮の「足祭り」に参加し、足の健康の講演やリハビリ体操、骨密度測定などを行い、当院の今回のイベントのPRも行いました。
10月13日のイベント当日は、地域住民の方、外来患者さん、付き添いのご家族の方、職員など20歳代から80歳代まで幅広く全体で75名の方に来場いただきました。アンケートでは、「わかりやすく説明があった」「筋力低下の自覚がなかったので良い機会になりました」「骨のことを考えるきっかけになりました」「普段経験できないことができて良かったです」など多くの方に満足していただいた結果となりました。
今まで、病院にかかったことのない若い世代の方でも骨密度が低いことがわかり、受診につながったケースもありました。もっと多くの方に骨の健康にも興味を持っていただくように継続していきたいと思います。そして、近隣の地域住民の方や当院とご縁のある方に、人生100年時代を健康に過ごしていけるようサポートしていきたいと思います。